- 使う時
- 仕組みの説明、設計共有、経緯の記録など「理解が目的で、読み手に判断させない」ページ。
- 使わない時
- 案を選ばせる時・判定させる時(→ 横並び比較 / 同枠切替 / 判定ファーストを使う)。このレイアウトしか無かった頃、比較や判定の用途まで縦長にしてしまっていた反省がある。
- 差し替え
- 章立てと図解プレースホルダを、実際の仕組み図・フロー図・スクリーンショットに置き換えて使う。章数は3を基本にするが、内容に応じて増減してよい。
1. 何を見て止めるか
自動停止ルールは、配信中の広告1本ごとに媒体側の学習指標とCPAの2系統を突き合わせて判定する。学習が明らかに終わっていない段階でCPAだけを見て止めると、まだ伸びる広告を早殺しする事故につながるため、片方の指標だけで止める設計にはしていない。
媒体ごとに見る指標の重みは違う。Metaは学習フェーズの進捗、TikTokは配信量とクリック単価の安定度を優先して見ており、同じ「止める/止めない」判定でも媒体をまたいで同一ルールを使い回すことはしていない。demo_op_m12_p3 のような同じCR名義でも、配信先媒体が違えば判定に使う入力が変わる。
この分離は最近の変更で明文化されたもので、以前はMeta/TikTok共通の1本のルールで判定していた。媒体特性の違いによる誤停止が確認されたため、判定ロジックを媒体別に分割している。
補足
ここでの「学習」は媒体の内部指標であり、社内BQの experiments の仮説ステータスとは別物。混同すると「学習中だから仮説はまだ検証できていない」と誤読しやすいので、この章の文脈では媒体側の学習フェーズだけを指す。
2. いつ判定が走るか
判定は日次バッチで1回だけ走る設計になっている。配信のたびにリアルタイムで止め判定を挟まないのは、当日の初速だけを見て止めてしまう「安クリック罠」を避けるため。1日分のデータが揃ってから、前日までの累計で判定する。
判定対象になるのは、配信開始から一定日数が経過し、かつ直近で予算を消化しているクリエイティブだけに絞っている。配信直後のクリエイティブや、すでに予算をほぼ使い切って止まっているものは対象から外れる。この絞り込みがないと、判定処理そのものが不要な対象まで毎回総なめしてしまう。
バッチが判定した結果は、即座に広告アカウントへは反映されない。判定結果は一覧としてたまり、運用者が翌朝に内容を確認してから停止操作を実行する2段階の流れになっている。
3. 止めた後どう扱うか
自動停止の対象になったクリエイティブは、そのまま放置せず翌朝に累計の粗利ベースで再判定する。累計でプラスのCPが混ざっている場合は、その日の指標だけを理由に停止を確定させない。これは過去に何度も起きた失敗パターンで、当日の見かけの悪化だけで累計プラスの広告まで巻き込んで止めてしまうミスを防ぐための手順になっている。
逆に、累計でも明確にマイナスが続いているものは、再開せずそのまま停止を維持する。再開・維持どちらの判断も、判定バッチが自動で決めるのではなく、最終的には人が数字を見て決める運用にしている。
停止・再開のどちらであっても、判断の理由と使った数字は運用ログに残す。あとから「なぜこの広告を止めたのか」を追えるようにしておくことが、判定ロジック自体を改善するときの材料にもなる。